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花暦句会報:すみだ(平成28年12月23日)

すみだ句会(墨田産業会館)

高点1句
点滴の音なきリズム聖夜かな   岡田須賀子

残照を闇に繋いで夕焚火     市原 久義
幹太き裸木並ぶ男子校      加藤 弥子
余さずに日差しを抱く蜜柑山   高橋 郁子
漱石忌アンドロイドの生まれけり 貝塚 光子
笹鳴きや日当りのよき父母の墓  工藤 綾子
冬至湯や十七文字の独り言    岡戸 良一
トナカイの萌木細工や聖夜来る  長澤 充子
出不精となり葉籠りの寒椿    岡田須賀子
うす暗き質屋の明かり街師走   福岡 弘子
旧道は林中に入る落葉坂     桑原さかえ

                     (清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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