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花暦句会報:すみだ(平成29年2月22日)

すみだ句会(墨田産業会館)

高点3句
竜天に登る一夜か風唸る      貝塚 光子
冴返る八方睨みの天井画      岡戸 良一
春めくや園の猿にも母子手帳    福岡 弘子

店先の置き看板や春一番      斎田 文子
早春の風やさざ波飛沫して     大野ひろし
石蔵の小窓明りに古雛       市原 久義
磯岩の縞目濃くせり春時雨     岡戸 良一
甘夏をジャムに仕立てて師を偲ぶ  長澤 充子
夫よりも大きな声で鬼やらひ    福岡 弘子
埋め込まれしスターの手形春うらら 岡田須賀子
江戸よりの暖簾巻き上げ春一番   高橋 郁子
天空に捕食の和毛寒鴉       工藤 綾子
潮の香や光を放つ花菜畑      貝塚 光子
激つ瀬の早さ二ン月ゆく早さ    加藤 弥子
                      (清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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