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花暦句会報:東陽(平成29年4月22日)

東陽句会(江東区産業会館)
席題「花の屑」「行く春」

高点3句
田水張り天よりも地を輝かす    野村えつ子
山寺の春の鼓動に吾の鼓動     堤  靖子
鉄瓶の蓋の重さや残る雪      浅野 照子

花屑を留めて園の潦        岡戸 良一
ゆく春や翁の旅をなぞりゐて    堤  靖子
立ち竦む桜吹雪の渦の中      長澤 充子
繚乱の百花を統ぶる老桜      市原 久義
撮るせつな二羽となりゐし雀の子  浅野 照子
越えて来し尾根雲に入る暮春かな  野村えつ子
リラの色こぼさぬやうに剪りにけり 新井 洋子
                      (清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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