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花暦句会報:若草(平成29年6月3日)

若草句会(俳句文学館)
兼題「柚子の花」 席題「配」

高点4句
配膳の足許あやし船料理      岡崎由美子
紫陽花に眩しすぎたる空のあり   加藤 弥子
ひたむきに生きて今日あり柚子の花 廣田 健二
爪立てて朝の気合の髪洗ふ     坪井 信子

噴水や子等は光となり駈くる    岡崎由美子
意地通す利かぬ気の次女柚子の花  森永 則子
明易の新聞配る子のダッシュ    飯田 誠子
スランプや口に弾ける青山椒    針谷 栄子
祝膳の手作り餃子子供の日     石田 政江
柚の花やダルメシアンのモノトーン 坪井 信子
繙けば句集に残る花柚の香     岡戸 良一
読み返す賢治の童話青胡桃     廣田 健二
新茶汲むひと息入れよ我が海馬   新井 洋子
タックルの少年夏の草に伏す    市原 久義
沖晴れて島は花柚の香の小雨    加藤 弥子

                      (清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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