花暦21周年の集い(2019年5月6日)
記念句会(主婦会館プラザエフ「シャトレ」)
特別選者入選句
◇相澤秋生選
天 令和元年五月沙緻忌に始まれり 針谷 英子
地 散りゆくも咲き継ぐ花も黙の中 市原 久義
人 こんな日はテニスをしよう風薫る 大野ひろし
潮入の渦の勢や菖蒲の芽 中島 節子
一段の磴に手を借る夕櫻 長岡 幸子
順送りにならぬ人の世鳥帰る 堤 靖子
能登古刹句碑燦燦と若葉光 岡戸 良一
筑紫野に卑弥呼の気配蝶乱る 坪井 信子
ありし日を話せばうるみ春の星 野村えつ子
棒切れで砂に名を書く春渚 江澤 晶子
◇岡戸良一選
天 一聲は己に向けぬ残り鴨 針谷 栄子
地 母の忌に今年も燕来たりけり 矢野くにこ
人 印伝にとんぼの絵柄沙緻忌くる 向田 紀子
「戰するな」千本の葉桜のこゑ 工藤 綾子
順送りにならぬ人の世鳥帰る 堤 靖子
生きるとは学ぶことなり百千鳥 加藤 弥子
朝寝してあまたの季語に襲はるる 坪井 信子
風光る髪なびかせて一輪車 春川 園子
ありし日を話せばうるみ春の星 野村えつ子
枇杷は実に俳縁続く友絆 工藤 綾子
◇加藤弥子選
天 令はしく揺れて風生桜かな 山本 潔
地 散りゆくも咲き継ぐ花も黙の中 市原 久義
人 能登古刹句碑燦燦と若葉光 岡戸 良一
師の句集繰る春雨の窓明り 野村えつ子
新元号に託す未来や新樹光 新井 洋子
初夏や古城に望む海の青 春川 園子
柚の花や師の忌に集ひ句に集ひ 岡崎由美子
生かされて昭和・平成春惜しむ 長澤 充子
順送りにならぬ人の世鳥帰る 堤 靖子
風光る髪なびかせて一輪車 春川 園子
◇山本潔選
天 夕波に父子の遠投鱚釣れり 向田 紀子
地 散りゆくも咲き継ぐ花も黙の中 市原 久義
人 北を指すこころの磁石冬夜汽車 相澤 秋生
一聲は己に向けぬ残り鴨 針谷 栄子
「戰するな」千本の葉桜のこゑ 工藤 綾子
兄ちやんに二年遅れて入学す 安住 正子
青き踏む少年の声ホップして 吉崎 陽子
順送りにならぬ人の世鳥帰る 堤 靖子
古都なれや散りても美しき沙羅の花 中村 京子
義経のはなしここにも余花の里 松成 英子
風光る髪なびかせて一輪車 春川 園子
ありし日を話せばうるみ春の星 野村えつ子
葉柳の土手に一列写生の子 福岡 弘子
特別選者入選句
◇相澤秋生選
天 令和元年五月沙緻忌に始まれり 針谷 英子
地 散りゆくも咲き継ぐ花も黙の中 市原 久義
人 こんな日はテニスをしよう風薫る 大野ひろし
潮入の渦の勢や菖蒲の芽 中島 節子
一段の磴に手を借る夕櫻 長岡 幸子
順送りにならぬ人の世鳥帰る 堤 靖子
能登古刹句碑燦燦と若葉光 岡戸 良一
筑紫野に卑弥呼の気配蝶乱る 坪井 信子
ありし日を話せばうるみ春の星 野村えつ子
棒切れで砂に名を書く春渚 江澤 晶子
◇岡戸良一選
天 一聲は己に向けぬ残り鴨 針谷 栄子
地 母の忌に今年も燕来たりけり 矢野くにこ
人 印伝にとんぼの絵柄沙緻忌くる 向田 紀子
「戰するな」千本の葉桜のこゑ 工藤 綾子
順送りにならぬ人の世鳥帰る 堤 靖子
生きるとは学ぶことなり百千鳥 加藤 弥子
朝寝してあまたの季語に襲はるる 坪井 信子
風光る髪なびかせて一輪車 春川 園子
ありし日を話せばうるみ春の星 野村えつ子
枇杷は実に俳縁続く友絆 工藤 綾子
◇加藤弥子選
天 令はしく揺れて風生桜かな 山本 潔
地 散りゆくも咲き継ぐ花も黙の中 市原 久義
人 能登古刹句碑燦燦と若葉光 岡戸 良一
師の句集繰る春雨の窓明り 野村えつ子
新元号に託す未来や新樹光 新井 洋子
初夏や古城に望む海の青 春川 園子
柚の花や師の忌に集ひ句に集ひ 岡崎由美子
生かされて昭和・平成春惜しむ 長澤 充子
順送りにならぬ人の世鳥帰る 堤 靖子
風光る髪なびかせて一輪車 春川 園子
◇山本潔選
天 夕波に父子の遠投鱚釣れり 向田 紀子
地 散りゆくも咲き継ぐ花も黙の中 市原 久義
人 北を指すこころの磁石冬夜汽車 相澤 秋生
一聲は己に向けぬ残り鴨 針谷 栄子
「戰するな」千本の葉桜のこゑ 工藤 綾子
兄ちやんに二年遅れて入学す 安住 正子
青き踏む少年の声ホップして 吉崎 陽子
順送りにならぬ人の世鳥帰る 堤 靖子
古都なれや散りても美しき沙羅の花 中村 京子
義経のはなしここにも余花の里 松成 英子
風光る髪なびかせて一輪車 春川 園子
ありし日を話せばうるみ春の星 野村えつ子
葉柳の土手に一列写生の子 福岡 弘子
- 関連記事
-
- 花暦句会報:すみだ(令和元年5月22日) (2019/05/24)
- 花暦21周年の集い(2019年5月6日) (2019/05/12)
- 花暦句会報:東陽(平成31年4月27日) (2019/04/28)