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艸句会報:連雀(令和4年4月6日)

連雀句会(三鷹駅前コミュニティセンター)
兼題「住」

印象句
ボール蹴り清明の野の展ごれり    束田 央枝
【一口鑑賞】「清明」は二十四節気の一つ。春分から15日目で、太陽暦では4月5日頃。万物が清らかで生き生きとしていることを示す「清浄明潔」の略とも言われる。いろいろな花が咲き、人々の気持ちも明るくなってくる。日々の散歩を欠かさない作者。この日も野原を歩いていると、サッカーボールが転がってくるではないか。気合を入れて蹴り返すと、野原が広がったように感じられたのだ。元おてんば娘の作者が「清明」を体感した瞬間の一句。(潔)

西海は亡夫の古里島ざくら      坪井 信子
戦なき日々をつむいで大桜      横山 靖子
養花天封筒ごとに出費先       矢野くにこ
花樒ビルの囲める小さき墓地     松成 英子
春疾風屋根が飛んだといふ便り    松本ゆうき
囀や古墳出土の町に住み       向田 紀子
薇の元気を巻いてゐる形       山本  潔
竹秋や古き調度に埋れ住み      飯田 誠子
ペンギンの潜る水面へ散る桜     中島 節子
沈丁花使ひ走りの夜道かな      渕野 宏子

(清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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