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艸句会報:船橋(令和4年5月3日)

船橋句会(船橋市勤労市民センター)
兼題「結」

印象句
アカシアの咲く岡晴夫眠る空     隣   安
【一口鑑賞】この日は句会前に有志で市川市の葛飾八幡宮で吟行。二つの鳥居を経て進むと、境内前の駐車場に初夏の花「アカシア」が咲いていた。近くにあったのが戦前戦後にかけて活躍した流行歌手、岡晴夫の顕彰碑。掲句はそれを見ての挨拶句。アカシアの語感と大胆に詠み込んだ人名が詩的に響き合い、郷愁にかられる。岡晴夫は1916年、千葉県木更津市生まれ。市川市に長年暮らした。1970年5月の空の下、54歳で亡くなった。(潔)

朝若葉わが身に注ぐ香りかな     三宅のり子
穀雨浸む大樹切り株まで青く     並木 幸子
静かなる八幡宮の立夏かな      小杉 邦男
なに着やうかしら憲法記念の日    山本  潔
入学の朝空つぽのランドセル     市原 久義
桜蕊降る石の狐の眠たげに      針谷 栄子
風薫る宮清掃のボランティア     新井 紀夫
綴り紐結ぶリハビリ新茶の香     川原 美春
葉桜の真下に立てば吾も緑      飯塚 とよ
結束の力を公孫樹若葉かな      岡戸 林風
雨あとの緑眩しき神の庭       安住 正子
憲法記念日不知森の竹直し      松本ゆうき
修司忌や八幡の森の神隠       沢渡  梢

(清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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