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艸句会報:すみだ(令和4年8月24日)

すみだ句会(すみだ産業会館)
兼題「話」

印象句
空き缶の中の秋思を踏みつぶす     山本 吉徳
【一口鑑賞】「秋思」は秋に感じるものおもい。「春愁」に比べると、寂しさがつのる。春には人を恋うが、秋は人を遠ざけるという。そんなしみじみした気持ちをいち早く感じた作者。まだ「空き缶」に入る程度のものだが、早めにつぶしておこうと思ったのだろう。ユーモアを感じさせる一方で、繊細な内面が顔をのぞかせている。長年、秋のものおもいと真剣に付き合ってきた人ならではの一句。(潔)

あさがほと話ししてゐる少女かな    貝塚 光子
軽やかに挨拶かはし処暑の句座     岡崎由美子
新涼やカレー自慢の友の店       松本ゆうき
亡き妻に一声かけて盆の月       岡戸 林風
つくつくし同じ話を何度でも      山本  潔
トリュフより自然薯好きなパリジェンヌ 矢島 捷幸
まだまだと昭和の音や扇風機      大浦 弘子
蟬時雨僧の読経と相合はす       工藤 綾子
つぎつぎと風が咲かせる白芙蓉     長澤 充子

(清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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