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艸句会報:若草(令和5年2月11日)

若草句会(俳句文学館)
兼題「宴」

印象句
蜜蜂や花々百句詠みたしよ     石田 政江
【一口鑑賞】春になると、花々の蜜を求めて蜂が飛んでくる。蜂の仲間は極めて多く、「蜜蜂」にはニホンミツバチとセイヨウミツバチがいて、いずれも飼育されて蜜の採取が行われる。1万年前には採蜜が行われていたという。そんな蜜蜂をじっと見ている作者。「自分も花から花へ飛びながら俳句を詠んでみたい」と思ったのだろう。俳句で「花」と言えば桜のことになるが、この句は「花々」で「いろいろな花」と解釈したい。俳句への意欲が表れている一句。(潔)

コンビニの豪華弁当花の宴      片岡このみ
とつくりにホットカルピス雛の宴   市原 久義
抜け出でし宴の外の朧月       飯田 誠子
蕗味噌や夫はぼそつと本音言ふ    安住 正子
梅の香を乱す鬢付け神の杜      新井 紀夫
龍宮の宴の泡か春の海        新井 洋子
浦町や宴待つ日の吊し雛       岡戸 林風
大寒の明るき朝の目玉焼       吉﨑 陽子
饗宴の昭和は遠し春の雪       松本ゆうき
大樟の傷の塞がる春日かな      霜田美智子
凍解くる大きな靴の専門店      沢渡  梢
疫病世の宴うたげよ梅の花      山本  潔

(清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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