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艸句会報:すみだ(令和5年5月24日)

すみだ句会(すみだ産業会館)
兼題:テーマ「下町の川」

印象句
祭来る美倉・万世・聖橋       髙橋 郁子
何事も話せる主治医窓若葉      福岡 弘子

【一口鑑賞】今月から新型コロナウィルスの感染症法上の分類が引き下げられたことに伴い、各地で祭が復活している。東京ではその先陣を切る形で神田祭が4年ぶりに開催された。郁子さんの句は、神田川に掛かる橋のなかから三つの名前を詠み込んだだけだが、「美倉・万世・聖橋」というフレーズのなかの六つのイ音が心地良いリズムを生んでいる。福岡弘子さんの句。信頼する主治医との会話は楽しいひとときでもあるのだろう。「窓若葉」が実に清々しい。(潔)

船乗りの斜めに傾ぐ夏帽子      松本ゆうき
在りし日の母に一句や月見草     大浦 弘子
川隔て向き合ふベンチ南風吹く    岡崎由美子
側溝に歩道に積もる夏落葉      髙橋 郁子
五月雨の夜の大川水あかり      長澤 充子
一之橋から二之橋へ街薄暑      山本  潔
小満や下町運河に潮満ちて      岡戸 林風
神殿へ婚礼の列若葉風        福岡 弘子
猫の子の重なり眠る古帽子      江澤 晶子
木洩れ日の影となりたる夏の蝶    内藤和香子

(清記順)
※次回(6月28日)の兼題は「傘・笠」
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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