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艸句会報:連雀(令和6年1月10日)

連雀句会(三鷹駅前コミュニティセンター)
兼題「漢数字」

印象句
初鶏や阿蘇の大地に鳴き交はす    矢野くにこ
 悼 弥子さん
水仙のやうな笑顔を偲びをり     坪井 信子
【一口鑑賞】くにこさんの句。年末年始に故郷の熊本でゆっくり過ごしてこられた作者。卒寿を過ぎているが作句意欲は旺盛で、お孫さんたちからは「絶対に俳句をやめないで!」と言われているそうだ。掲句の「初鶏」は元日の明け方に鳴く鶏。阿蘇の雄大な景色のなかに響く鶏の声にめでたさが感じられる。信子さんの句。艸創刊同人でもあった加藤弥子さんは昨年9月17日に93歳でお亡くなりになった。弥子さんとはいつも一緒に句会に通い、席も隣り合っていた作者。「水仙のやうな笑顔」に哀悼の気持ちがよく表れている。(潔)

風と来る正月の夜の電車音      坪井 信子
明日あるを励みに富士の寒茜     向田 紀子
縫初の針目調ふ手の動き       横山 靖子
鳥のこゑ明るく枯れを深めけり    矢野くにこ
人日やラーメン鉢の赤き龍      山本  潔
初詣祈るは一つ唯ひとつ       春川 園子
能登地震「おっとろっしゃ」の三が日 松本ゆうき
寒梅や園に遺りし薬医門       中島 節子
野火止の流れ鎮もる寒の内      束田 央枝
賀状来る癖ある文字の変りなく    飯田 誠子

(清記順)
※次回(2月7日)の兼題「上・下」
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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