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艸句会報:船橋(令和6年2月3日)

船橋句会(船橋市中央公民館)
兼題「明」、ミニ吟行「中山法華経寺」

印象句
切手シート一枚当たる四温かな    川原 美春
一人とて明日を信じ福は内      飯塚 とよ

【一口鑑賞】美春さんの句。年賀状を出す枚数が年々減っており、自ずと届く枚数も少なくなった。1月も終わり近くになってお年玉付き年賀はがきの当選番号を確認した作者。期待はしていなかったのだろうが、3等の切手シートが1枚だけ当たっており、微笑ましい気分になったのだ。「四温かな」に気持ちが表れている。とよさんの句。若い頃の苦労を乗り越えて、今は離れて暮らす息子さんたちの幸せや、世界の平和を常に願っている作者。この日は節分。心のなかで「福は内」と唱えながら書きとめた一句。(潔)

和菓子屋の貼紙に春来たりけり    隣   安
冒険のやうな余生や月朧       川原 美春
赤い実をのせて明るき春氷      山本  潔
梅東風や白ブラウスの貝釦      新井 洋子
房総の菜の花畑岬まで        三宅のり子
荒行や木鉦叩く春の声        平野 廸彦
追儺式待つ境内のあんず飴      沢渡  梢
寒行の明けの近づく行者粥      岡戸 林風
頼られて頼る明け暮れ室の花     岡崎由美子
春暁の安房を駆けゆく貨車の列    小杉 邦男
節分会紅白幕の子供席        新井 紀夫
海老川の春満月の水明り       並木 幸子
ふところに手紙かくして日向ぼこ   飯塚 とよ

(清記順)
※次回(3月2日)の兼題「走」。句会場は船橋市勤労市民センター
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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