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艸句会報:連雀(令和6年2月7日)

連雀句会(三鷹駅前コミュニティセンター)
兼題「上・下」

印象句
春めくや鳥入れ替はる楠大樹     中島 節子
早春や娘と開くファッション誌    春川 園子

【一口鑑賞】節子さんの句。春の初めを示す季語には「早春」「春浅し」などもあり使い分けに迷うが、「春めく」は寒気がやわらいで暖かくなった感じを言う。副題に「春動く」「春きざす」がある。この句は、鳥が「入れ替はる」という把握が巧み。寒禽に替わって、繁殖準備に入る野鳥たちの明るい声が楠大樹から聞こえてくる。園子さんの句。まだ寒い時期だが、心待ちにしていた春がやってきた。外出はままならなくても、ファッション誌のカラフルな春の装いの写真が目を楽しませてくれる。娘さんとの心温まる早春のひととき。(潔)

城下町偲ぶ町の名下萌ゆる      向田 紀子
 追悼 進藤龍子様
またの日の願ひ叶はず冬菫      中島 節子
湧水の早春の音奏でをり       矢野くにこ
雪の道慣れて歩幅の定まりぬ     飯田 誠子
鬼やらひ人の声せぬ漁師町      松本ゆうき
風音のゆるみ冬芽のふくらみぬ    束田 央枝

 進藤龍子さんを悼み
料峭や浮上彫の白き龍        山本  潔
春寒やまだ行動の広がらず      春川 園子
如月の朝日木立に跳ね返る      坪井 信子

(清記順)
※次回(3月6日)の兼題「野」
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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