花暦句会報:若草(平成28年6月11日)
若草句会(俳句文学館)
兼題「網戸」 席題「水」
高点3句
風よ通りやんせ網戸は洗ひたて 坪井 信子
船宿の青き網戸の潮湿り 岡崎由美子
麻服を着こなし皺を着こなせる 安住 正子
梅雨寒や七味に噎せるかけうどん 安住 正子
店頭の海鞘いささかも売れて居ず 根本 莫生
宿題を濡らしてしまふ氷菓子 岡崎由美子
築地路地子犬振り切る羽抜け鶏 飯田 誠子
潮の香と波音ばかり夜の網戸 新井 洋子
かな文字の墨の濃淡梅雨に入る 岡戸 良一
麦秋の競馬場からファンファーレ 山本 潔
栄転の友万緑に迎へらる 市原 久義
あめんぼの恍惚と水つかみをり 坪井 信子
蜻蛉生れ命のひかり水へ曳く 加藤 弥子
早立ちの門夏帽の一家族 森永 則子
(清記順)
句会後、大村庵にて壮行会
足裏まで酔ひし別れのビールかな 安住 正子
酒中花や別れとは又会えること 新井 洋子
栄転の倖せ願ひ生ビール 飯田 誠子
友送る句会蕎麦屋の簾越し 市原 久義
送別の余韻のやうな梅雨の月 岡崎由美子
みちのくへ旅立つ友や雲の峰 岡戸 良一
「お達者で」駅前蕎麦屋の麦焼酎 加藤 弥子
ビール乾し惜別といふ苦き味 坪井 信子
烏賊の足送別の宴盛り上がり 根本 莫生
君が背ナ青嶺と思ふ今日明日 針谷 栄子
とまり木を揺らして翔てる青葉木菟 森永 則子
返句2句
転勤もほどほど楽し夏のれん 山本 潔
焼酎に「吉兆」の文字送らるる 〃
兼題「網戸」 席題「水」
高点3句
風よ通りやんせ網戸は洗ひたて 坪井 信子
船宿の青き網戸の潮湿り 岡崎由美子
麻服を着こなし皺を着こなせる 安住 正子
梅雨寒や七味に噎せるかけうどん 安住 正子
店頭の海鞘いささかも売れて居ず 根本 莫生
宿題を濡らしてしまふ氷菓子 岡崎由美子
築地路地子犬振り切る羽抜け鶏 飯田 誠子
潮の香と波音ばかり夜の網戸 新井 洋子
かな文字の墨の濃淡梅雨に入る 岡戸 良一
麦秋の競馬場からファンファーレ 山本 潔
栄転の友万緑に迎へらる 市原 久義
あめんぼの恍惚と水つかみをり 坪井 信子
蜻蛉生れ命のひかり水へ曳く 加藤 弥子
早立ちの門夏帽の一家族 森永 則子
(清記順)
句会後、大村庵にて壮行会
足裏まで酔ひし別れのビールかな 安住 正子
酒中花や別れとは又会えること 新井 洋子
栄転の倖せ願ひ生ビール 飯田 誠子
友送る句会蕎麦屋の簾越し 市原 久義
送別の余韻のやうな梅雨の月 岡崎由美子
みちのくへ旅立つ友や雲の峰 岡戸 良一
「お達者で」駅前蕎麦屋の麦焼酎 加藤 弥子
ビール乾し惜別といふ苦き味 坪井 信子
烏賊の足送別の宴盛り上がり 根本 莫生
君が背ナ青嶺と思ふ今日明日 針谷 栄子
とまり木を揺らして翔てる青葉木菟 森永 則子
返句2句
転勤もほどほど楽し夏のれん 山本 潔
焼酎に「吉兆」の文字送らるる 〃
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