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花暦句会報:東陽(平成28年6月25日)

東陽句会(江東区産業会館)
席題「水中花」「蛍」「青」

 高点3句
青梅雨やまなじり上げて結ぶ帯   浅野 照子
水中花栄転といふ別れあり     新井 洋子
青空をぬらして滝の落ちて来し   野村えつ子

蜥蜴より動くもの無き死の砂漠   市原 久義
青時雨太子幼のみづら髪     安住 正子
ディーゼル車切替駅の青葉風    長澤 充子
世に疎くなりし暮しの豆の飯    斎田 文子
神鏡の鈍き光や梅雨曇り      貝塚 光子
知らぬ人ばかりの俳誌水中花    浅野 照子
楽しみは病院裏に飛ぶ蛍      堤  靖子
蛍火のひとつ離れし闇深し     野村えつ子
犬小屋に猫の寝ている梅雨の雨   白崎千恵子
何代も続く目高や路地の甕     岡戸 良一
風抜くる寺の曝書の青畳      飯田 誠子
郭公や寝足りし朝の湖の風     新井 洋子
                      (清記順)
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Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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