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花暦句会報:連雀(平成28年7月6日)

連雀句会(三鷹コミュニティセンター)

高点2句
金魚ひらひら病む足腰を励ませば  加藤 弥子
象の死と縁なき猿の昼寝どき    坪井 信子

無意識に手帳見る癖梅雨曇     中島 節子
万緑の要となりて誓子句碑     矢野くに子
町川に瀬音の生れて梅雨深む    田崎 悦子
ひとりにも些事のあれこれ夏つばめ 加藤 弥子
ビー玉のやうに転げて青柚かな   向田 紀子
青芦の抱きしままの朽小舟     飯田 誠子
故里に拠る家もなし桜桃忌     根本 莫生
苔庭の紅きはやかな花石榴     進藤 龍子
漁師等は源氏の裔や茄子の花    松成 英子
甚平の夕餉の酌に海の風      池田まさを
出発の刻に虹たつエアポート    横山 靖子
師を偲ぶ夕べや烏瓜の花      坪井 信子
                      (清記順)
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艸俳句会

Author:艸俳句会
艸俳句会のWeb版句会報。『艸』(季刊誌)は2020年1月創刊。
「艸」は「草」の本字で、草冠の原形です。二本の草が並んで生えている様を示しており、草本植物の総称でもあります。俳句を愛する人には親しみやすい響きを持った言葉です。

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